妊娠しない・・、反復性着床障害!?

所属している
「日本不妊カウンセリング学会」では
毎年2回の“養成講座”が行われています。

認定カウンセラーとなっても
資格維持のために学会や講座への出席が必要となります。

昨今のコロナ禍では講座が中止となっていましたが、
今月に入り久しぶりの開催となりました。

リモート開催となりパソコンで期間内に
各講座を視聴するするのですが、

空いた時間で視聴できるので
時間の無駄がなくなり
また、聴き逃した部分を再生できるので
とても効率よく学習できました。

全てがコレだと学会の権威などが
無くなってしまうのかも知れませんが

2回のうち1回はこれで良いかも、です。

さて、そんなリモート講座の中で
興味深い言葉がありましたので
記しておこうと思います。


「反復着床障害RIF」
*40歳以下の女性に対して、
少なくとも3(生理)周期で良好胚を4個以上移植しても
妊娠しない場合を「反復着床障害RIF」と定義する。

少し古い資料(10年前)で出ていたのですが
むやみには掲載できないので控えます。


まず、
25歳から5歳きざみで見た場合

「凍結融解胚盤胞移植あたりの妊娠率」は
25~29歳:40%
30~34歳:36.4%
35~39歳:22.5%
40~44歳:12.5%
45歳〜  :0.0%
1個の胚盤胞移植で妊娠する確率が上記です。

35歳以上では2割強、40歳以上では1割強しか
妊娠に至らないということです。
*そもそも胚盤胞まで分割するかも問題になりますが。


1個の胚盤胞移植で妊娠“しない”確率が
(100%ー**%)となり、

これを4回連続で妊娠“しない”確率が
以下のデータとなります。
25~29歳:13%
30~34歳:17%
35~39歳:37%
40~44歳:60%
45歳〜  :ほぼ100%

これが「反復着床障害RIF」の確率になります。

当院で鍼灸施術を受けながら
体外受精をする方は35歳以上の方が多く、
年齢を考慮すると
約半数の方が「反復着床障害RIF」となるわけです。


体外受精も保険適用にすると
菅首相が動いているようですが
こういうデータを見た場合、

心情的には肯定しても
費用をかけて人口が増えるのかを考えると
現実は難しいと言わざるを得ません。

もし、保険適用にするなら
年齢制限を35歳程度に抑える必要が出てきます。
それを世間が受け入れるかは疑問です。

妊娠・出産は若いうちの方が良いことは
明らかなのですが、年齢での線引きは
どこかでしなくてはならないのかも知れません。

現実は厳しい!


年齢如何を問わず、
“赤ちゃんが欲しい”という気持ちで
不妊治療をされている方々全てが
妊娠・出産することを願っています。

そのために、
「反復着床障害RIF」を減らすべく
鍼灸施術やお灸教室が
少しでもお役に立てれば嬉しい次第です。

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