妊娠報告「おかげさまで今回、妊娠判定が出ました。」44歳、会社員。

messengerで妊娠報告をいただきました。

「おかげさまで今回、妊娠判定が出ました。」

44歳、会社員。
体外受精で採卵、5回の顕微授精を行うも
胚盤胞に至らず胚移植に繋がりませんでした。

自分でできる事をと、昨年5月より鍼灸施術を開始しました。

年齢的に、胚盤胞の確保を優先して、凍結できた胚は移植ぜずに
半年ほど採卵のみに専念し、ようやく3個の胚盤胞を確保しました。

ご主人が海外赴任中で、採卵のタイミングには日本におらず、
“凍結精子”を利用しての体外受精であったため
受精分割が進まない原因かと推測もできました。

昨年末に採卵を終えてから胚移植に向けて鍼灸施術を行い、
今年1月に胚移植を再開しましたが妊娠に至りませんでした。

その後、仕事の忙しさやご主人の帰国など
生活に変化があったために半年ほど胚移植を休み、
6月から胚移植に向けて鍼灸施術を再開。

7月に胚移植をするも陰性判定。

最後の胚盤胞を9月に移植して

冒頭のmessengerの報告となりました。

ここに至るまで本当に長く、
最後の胚移植の施術の帰りがけには

「妊活じゃなくても治療に来て良いのですか？」

などと、半ば諦めの言葉で別れた事を覚えています。

胚移植後には、陽性に至った場合のその後の対応を
書面にしてお渡ししているのですが、

「今後のスケジュールが、よくわからなくなってしまい、
　すみませんがお尋ねしてもよろしいでしょうか？」

陽性判定の後当日にご連絡を頂いたため
文面から慌てれいる様子がうかがえました。

「驚きすぎてパニックになっております！」

私も驚いてしまいました汗。

体外受精で胚移植をする場合、
凍結胚の「グレード」の話がよく出ます。
＊A~Cで、AA,AB,BA,BB,BCくらいで分類され
　Aの表記が良い「グレード」とされています。

複数の胚盤胞を確保していると
必ず「グレード」の良い胚から移植されますが、

私の印象として、
AAグレードで着床の報告を受けるのは3割ほどです。

また、初回で着床の報告を受けるのも3割ほどです。

BCグレードでも数回目で移植したものでも
ちゃんと着床・妊娠に繋がっています。

今回の方の場合、移植した胚のグレードは「3BC」でした。

何を言いたいかというと、
「グレード」表記は意味があるのか？という事です。

精子・卵子が受精して生命力のある胚が
分割を繰り返して胚盤胞になれば着床能力があるわけで、

人が顕微鏡下で見て勝手に「グレード」分けしても
その分類が妊娠を左右していない様に思えます。

体外受精でBCグレードの胚を妊娠・出産したら
その子は可愛くないとでも言うつもりなのでしょうか？？

体外受精をした場合、
あなたが痛い思いをして採卵して受精・分割した胚は
既にあなたの分身で、既に子供と同等です。

そこに優劣をるけるのは如何なものかと思うのは
私だけでしょうか。。

年齢が高くなるほど妊娠判定後から胎嚢確認、心拍確認まで
妊娠継続が難しく、気が抜けません！！

とはいえ、外部からサポートができる訳もなく
胚の生命力を信じるしかありませんが、

せめて母体である身体にはストレスがかかる事なく
心穏やかに過ごしてもらうことがサポートになります。

当院は妊娠判定後からでも鍼灸施術を受けていただけます。

施術目的は、赤ちゃんへの栄養供給のために血流促進を
身体の緊張緩和です。

心穏やかに赤ちゃんの発育を促し、信じてください。

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