2024-06-05その他, 出産報告, 逆子のお灸

出産報告「今は育児に奮闘しております」「外回転術を受け、完全計画無痛分娩にて出産できました。」

昨年9月に妊娠報告を頂いた方から
出産報告をいただきました。

https://iizuka-minin.com/2023/09/02/001-177/

「女の子を無事出産しました。今は育児に奮闘しております。」

妊娠30週で逆子と診断を受けて
3月に「逆子のお灸」を受けに来ました。

最近の出産形態として計画的に「無痛分娩」を選ぶ方が多く
この分娩を行える施設も限られていて
予約を取るのも大変だと聞きました。

ただ、この分娩は逆子の状態では適用できず、
通常の頭位に戻す必要があります。
（逆子のままだと帝王切開になってしまいます）

そこで妊婦さんが行うのは
“逆子体操”と“逆子のお灸”となるわけです。

“逆子体操”は妊婦さんには苦痛な体操で
評判はよろしくないです汗。

この方の場合、事情があり、“逆子お灸”の施術は一度だけでした。
自宅で「せんねん灸」でお灸を続けるように伝えましたが
35周までで逆子は戻らなかった様子です。

そこで荒技の「外回転術」を受けたとの事。

昔はこれが得意な助産師さんが多くいたと聞きましたが
最近は医師がおこなうようです。

というのも、大きなお腹に外から圧をかけて
赤ちゃんを回転させるというもので、
赤ちゃんにも妊婦さんにも苦痛を与えることになります。
（私は受けたことが無いので分かりませんが）

何かあった場合のことを考えておく必要もあります。

若い医師は　逆子＝帝王切開　が当然で、
手技を使ってどうにかしようとはならないようです。

なので、年配で心得がある医師がいないと
この手技を受けることができないことになります。

幸い「外回転術」で逆子も戻り
完全計画・無痛・経膣分娩で出産できたとの事です。

最近は30周ほどの早い段階で逆子の診断を受け
「逆子のお灸」を受けにくる方が増えています。
これも「無痛分娩」と関わっているのかと思います。

妊娠32~34週くらいになると
赤ちゃんの頭もさらに一回り大きくなり、
重力で頭が下になり逆子が戻ることもあります。

先日は、通常分娩の方でしたが36週で逆子が戻っています。

逆子の場合、対応は早い方がいいのですが
お灸をしながら積極的に歩く事もお勧めします。

できれば赤ちゃんや妊婦さんに負担はかけたくないですね。

当院では「逆子のお灸」に
「指圧」を加えた施術をおこなっています。

妊娠後期になるとお腹も大きくなり
背中・腰に負担がかかって緊張してきます。

緊張を緩めるために指圧をおこなていますが
“逆子のお灸”のみで対応するよりも
相乗効果で逆子が戻っている印象を受けています。

お母さんのリラックスが逆子には効果的です！

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