2023-05-10不妊の原因フィジカル, 不妊の原因メンタル, 体外受精, 妊活鍼灸

妊娠祈願　胚移植の後は鍼灸施術をお勧めします!!

ゴールデンウィークが明けた先週末から昨日にかけて
体外受精で、胚移植をされた方が多数鍼灸施術を受けにきました。

各施設が連休になって、胚移植が重なったこともありますが
気候が良くなり母体となる身体の状態が良い事もあるのかも知れません。

ウチみたいな小さな施設で7名ほどもいましたので、
今朝、施術前に七社神社に“妊娠祈願”に行ってきました。
一人でも多くの方が妊娠することを願っています。
胚移植までって結構大変な過程がありますよね。

病院・クリニックによっても対応が様々で、
採卵を行うのに3ヶ月も要したり、
胚移植までにも3ヶ月を要したり。

受精卵のグレードでも、
C判定がついたものは移植しないとか、

最近は体外受精が保険適用になったことから
採卵周期に低分割杯を移植する
「新鮮胚移植」をすることも多くなっています。
ただ、難しいのはどの対応が正解かは
分からないということでしょうか。

単純に精子・卵子をくっ付ければ良いわけではなく
母体のホルモン値を整えれば良い訳でもありません。

子宮環境を整えれば良い訳でもなく
卵胞を多く発育させれば良い訳でもありません。

男性側も含めて、いろいろな条件が重なった末に
妊娠が成立する訳で、真に“授かりもの”となる訳です。

そんな不妊治療の最中で、
胚移植の処置って結構大きめのハードルな訳です。

「子宮筋腫の処置に手間取った」
「子宮内膜症で炎症が酷かった」
「ホルモン剤で気分が悪かった」
「採卵の激痛に涙した」
「卵胞が空で卵子がなかった」
「受精・分割が進まなかった」
「胚のグレードが悪く移植できない」
「やっと胚盤胞が一つ確保できた」
などなど、あげればキリが無い状況を乗り越えて、

やっと、やっと「胚移植」になる訳です。

当院では胚移植後の鍼灸施術を積極的にお勧めしています。

表向きは、「子宮への血流増進と着床を促すため」ですが、
私の本心は「今までお疲れ様でした！着床・妊娠に繋がりましように」。

妊活中に鍼灸施術を受けにきて、
不妊治療で本当に大変なことをしてきたなぁ、
と、その方の今までの過程を知っているから
こんな気持ちになってしまいます。

ご本人も、やっとここまで来たと思っているようで
一気に緊張が緩むタイミングだと思います。

でも、それが妊娠に大事だと思います！！

緊張を緩める、リラックスする。
結果的に血流も増進してホルモンも活性化します。
妊娠への好条件が揃うのではないでしょうか。

胚移植後には鍼灸施術をお勧めします。
妊活、不妊治療で疲れた心と身体を癒してください。

それが妊娠につながると思っています。

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